世界のリーグ・その1

【イングランドリーグ】

セント・ジョージ・クロス

近代フットボール発祥の地のリーグで現在92のクラブが加盟し、そのうち20チームが1部リーグであるプレミアリーグを戦っています。 最も試合数が多く、過酷なリーグ戦であるといわれます。 1857年に世界最初のサッカークラブであるシェフィールドFCが創設、1863年にはイングランドのフットボールを統括する組織、フットボール協会(FA)が設立され、近代フットボールの歴史が始まりました。 リーグ戦の開始も1888年と古く、以後規模が拡大され現在は4部リーグまで存在します。 主要クラブは、マンチェスター・ユナイテッド、シェフィールド、アストンビラなど。 人気・実力の低迷をいわれた時期もありましたが、現在では世界レベルといわれる選手を数多く擁し、また最近ではイタリアなどの人気選手のプレミアリーグへの移籍が相次いだこともあり、現在最も熱いリーグのひとつです。

【イタリアリーグ】

リーグそのものは、正式にはLega Italiana Calcioという名称です。その1部リーグがセリエA(英語に直せば、シリーズA)と呼ばれます。 18チームから構成されるセリエAをトップに、セリエB、セリエC1、セリエC2で構成されます。 主要クラブは、ユヴェントス、ACミラン、インテルミラノなどあります。 19世紀末にイギリスから「フットボール」が輸入され、1898年にフットボール協会設立、同年イタリア選手権が開催され、イタリアサッカーの歴史が始まりました。 1929年から現在のような国内リーグ戦が始まり、世界的な強豪であるイタリア代表の選手たちに加え、ヨーロッパ、南米、アフリカの一流選手が結集する、世界最高峰のリーグとなりました。

【スペインリーグ】

スペインのナショナルリーグ、Liga Espan~olaは、全20チームで構成されます。世界で最も過酷なリーグのひとつといわれます。 主要クラブは、FCバルセロナ、レアル・マドリード、アトレチコ・マドリードなど。 19世紀末にイギリスの鉱山技師がスペインにサッカーを持ち込み、1902年にスペイン国王杯開催、1928年から国内リーグ戦を行なっています。 1950年代はステファーノ、コパらを擁したレアル・マドリードが、世界のクラブチームの頂点に君臨しました。 ここ数年、世界の一流選手がこのリーグでプレイするようになっており、そのレベルの高さはイタリアリーグに匹敵するといわれます。